dカードの基本還元率が「1.0%から0.5%」へ半減
NTTドコモは、一般クレジットカード「dカード」のポイント進呈条件を改定し、2027年1月1日利用分より通常ショッピング還元率を1.0%から0.5%(200円につき1ポイント)へ引き下げることを発表しました。
年会費無料の定番高還元カードとして1,700万人以上の会員を抱えるdカードですが、日常決済における還元力は大きく低下することになります。
「改悪されたなら解約すべきか?」と悩む方が多いですが、ドコモの通信サービスを契約している人が安易に解約すると、逆に通信費が値上がりして損をする大きな落とし穴があります。
2027年1月改定の対象・対象外カード一覧
今回の還元率半減は、すべてのdカードが対象ではありません。
| カード名 | 現行還元率 | 2027年1月以降 | 改定の影響 |
|---|---|---|---|
| dカード(一般) | 1.0% | 0.5% | 通常決済の獲得ポイントが半減 |
| dカード GOLD | 1.0% | 1.0%(維持) | 基本還元率は変更なし |
| dカード GOLD U | 1.0% | 1.0%(維持) | 基本還元率は変更なし |
| dカード PLATINUM | 1.0% | 1.0%(維持) | 基本還元率は変更なし(上位特典あり) |
上位カードであるGOLDやPLATINUMは1.0%還元が維持されます。影響を受けるのは年会費無料の一般dカードです。
【要注意】ドコモ光・eximo契約者が「即解約」してはいけない理由
一般dカードの還元率が下がったからといって、すぐに解約手続きをするのは禁物です。
「dカードお支払割」が消滅して通信費が上がる
ドコモの料金プラン(eximo、irumoなど)やドコモ光を利用している場合、支払い方法をdカードに設定することで毎月187円(税込)の「dカードお支払割」が適用されています。もしdカードを解約して他社カードや口座振替に変更すると:
- •毎月187円の割引が消滅
- •年間で2,244円(税込)の通信費増額
dカードは年会費永年無料です。たとえ日常の買い物を他社カードに移すとしても、カード自体は解約せず残しておき、ドコモ通信費の決済専用として維持するのが最も賢い選択です。
あなたの年間損失額はいくら?損益シミュレーション
一般dカードをメインカードとして日常利用し続けた場合、年間でどれだけのポイントを取りこぼすことになるのかを試算しました。
| 毎月の利用額 | 改定前の年間獲得P(1.0%) | 改定後の年間獲得P(0.5%) | 年間のステルス損失額 |
|---|---|---|---|
| 月3万円 | 3,600 pt | 1,800 pt | -1,800 pt |
| 月5万円 | 6,000 pt | 3,000 pt | -3,000 pt |
| 月10万円 | 12,000 pt | 6,000 pt | -6,000 pt |
| 月15万円 | 18,000 pt | 9,000 pt | -9,000 pt |
| 月20万円 | 24,000 pt | 12,000 pt | -12,000 pt |
月10万円を決済している家庭では、年間で6,000円相当のポイントが自動的に消滅します。
ご自身の月間支出やドコモ光の契約状況に合わせた正確な損失額と対策は、dカード年間損失チェッカー で3秒で試算できます。
損失をゼロにする「3つの防衛術」
防衛術1: dカードは「引き落とし専用」で残し、日常決済を別カードへ逃がす(推奨)
最もおすすめなのは、dカードを解約せず「死蔵」させる戦術です。
- 1.dカードは年会費無料なのでそのまま保持する
- 2.ドコモ携帯料金・ドコモ光の引き落としだけに設定しておく(dカードお支払割:年2,244円割引をキープ)
- 3.スーパー、コンビニ、ネット通販などの日常決済は、常時高還元の他社カードに切り替える
日常決済の移行先カード候補:
この方法なら、通信費の割引を一切失うことなく、日常決済のポイント取りこぼしも完全に防ぐことができます。
防衛術2: dカード GOLD や dカード GOLD U へのアップグレード
ドコモの通信費が毎月1万円以上ある方や、29歳以下の方であれば、上位カードへの切り替えも有効な選択肢です。
- •dカード GOLD: 年会費11,000円(税込)。ドコモ・ドコモ光の利用料金に対して税抜1,000円ごとに10%ポイント還元。
- •dカード GOLD U: 29歳以下限定。手頃な年会費でドコモ特典と1.0%還元を両立。
ドコモの利用料金が高額な世帯であれば、10%還元だけで年会費以上のポイントを獲得できるケースがあります。
防衛術3: 保有カード全体を見直して固定費を最適化する
dカードの改定を機に、自分が持っている他のクレジットカードも含めて「無駄な年会費を払っていないか」「ポイントを取りこぼしていないか」を総点検することをおすすめします。
マイカード年間損失ドック を使えば、現在お使いのメインカードを選択するだけで、年間でいくら損しているかと最適なサブカードの組み合わせを診断できます。
まとめ:2027年改定に備えて今すぐできること
- 1.2027年1月より一般dカードの通常還元率が0.5%に半減する
- 2.ドコモ光やeximoの契約者は解約すると「dカードお支払割」が消えて損をする
- 3.dカードは年会費無料のまま通信費専用に残し、日常決済を1.0%以上のカードへ切り替えるのが無傷ルート
- 4.まずは dカード年間損失チェッカー で自分の年間損失額を把握する
施行まで猶予があるうちに最適な決済体制を整え、ポイントの目減りを防ぎましょう。




